Thursday, June 2, 2011

夫婦の役割分担

 現在、女性が社会に進出しているので男女平等は広まっていると言われている。しかし、夫婦の役割分担に関して、夫も妻も仕事と家事が平等では担わないと見 られているので、「男は仕事、女が家庭」という伝統的な性別意識の価値が若者には支持されないそうだ。朝日新聞によると、夫婦の役割分担のうち「子育て」 について、「夫婦ともに同じくらい担うべきだ」と言う意見が74%を占めたことが述べられた。父親に家事・育児を促すのは意識の変化が必要となってくる。 家事・育児に対する夫婦間の役割分担にどのようなことが影響を及ぼしているのか詳しく分かりたいのでインタビューを実施し、この結果を報告したい。 
 このため、インタビューは、2011年4月から5月にかけて実施された。アメリカと日本にいる日本人女性2名と男性3名に話を聞いたが、全員が結婚してい ない人だから、ご両親や将来の自分の生活について意見を述べてもらった。アメリカ在住の人は直接会い、日本にいる男性にはEメールを通じて回答を書いてもらった。
ンタビューの話の中で特に興味深い点が出てきた。まず、「将来結婚してから、夫に経済的に頼ろうと思うか」という質問で は、授業中にインタビューした福永さんは結婚したら、家事・育児と仕事に頑張ってご主人に経済的に頼らないであろうと言った。次は、子供の頃、誰が育児 を担当していたか聞いたところ、森工さんと伊藤さんが、子供時代から今まで、大家族であるから、祖母だと回答してもらった。最後の重要な点は、なぜ父親が 子育てに参加したのかという質問では、辻田さんと伊藤さんによると、ご両親が共働きしていたため、夫の家事・育児への協力が必須となってきたそうだ。伊藤さんは夫 の協力がない場合には、妻にとっては、家事・育児と仕事との両立がかなり「大変だし勤められないし自由にできる時間」が少なくなっているので、父親も協力してあげるべきだからだという理由を言った。
性はいっそう独立したくなるから、男性に頼ることを望まなくて働く母親が仕事と家事・育児の両立を取り上げてしまう。だから、就職する母親の増加が、父 親にも家事・育児参加を要求することになる。他の国でのの状態は分からないけど、私の家族や親戚中で、全員の夫が家庭の仕事を担当したものだ。確かに、生活が公平 ではない事が分かっているので、夫婦の役割が平等でも公平でなくてもいいと考えられる。それにもかかわらず、男性の家族での参加を促すには妻の経済力が重要 であることだ。男性が家族の参加は、母親に支援ができ、父親自身も成長し、良い子供を社会に送り出す事ができるという可能性がある。
かしながら、複数の世代が一緒に住む家族の場合、例えばベトナムでは、夫婦が夫の親や他の家族と一緒に住んで大家族になって、夫か妻以外の祖父母が主に家事の仕事を担任するであろう。それは普通の状態だから子供と祖父母の関係が非常に仲が良いと思う。大家族で母親も仕事を持つのが一般的な今、夫に頼れな いなら、親の支援が必要だ。このような家族のあり方は、子供が祖父母を含む家族という狭い関係の中だけで育つ傾向をさらに強めているように見える。
  以上の結果から父親の家事への参加が少しずつ増加していることが分かる。その率はまだ低いけれども、時代と共に、「男性は仕事、女性が家庭」のような伝統的な性別意識 が変わってきて、人々の意識はゆっくりと変化するかもしれない。しかし、現実の家庭生活においては家事分担は夫婦間だけでなく、子供や同居の親や他の家族メンバーの参加も必要だと考えられる。それに加えて、女性の経済力が男性の家事の参加を促す。夫婦の家事・育児に対する分担をすることで、協力体制を作って、役割分担の満足度を高めていく必要がある。

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